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妖精の住む家

妖精の住む家

天王山ってどんな山?

6年時の娘の夏休みを振り返る時、とても印象に残る言葉がある。
まだ、夏休みに入ってすぐの頃、Nフレンズで先輩に
夏休みの勉強の仕方について訪ねた時だった。
「特に、何をしたってことはないけど、
秋以降は過去問をやったよ。」という答え。

母にしてみればドキドキの天王山決戦に全身全霊(笑)で望む
気合い充分戦闘モードだったので、「・・・」拍子抜けだった。
期待していた答えは『死ぬ気で勉強したよ』とかそんな感じ。
<まあ、母が戦っても仕方ないんだけど・・・

帰り道ひそひそ声で「特に何もって、すごいね」と声をかけると
「あの子にとって、特に特別なことはしてないってだけで
普通にはやったんだと思うよ。」と、クールな答え。

でも、結果的に娘が過ごしたいわゆる「天王山」と言われる
夏休みはやはり、ドラマティックでも何でもなく概ね
淡々としたものだった。<小噴火はあったけど^^;)
娘は日々の課題をこなし一生懸命やっているのに、
母は何か物足りない・・・

「こんななの?天王山って?どこ?」

娘も「なんか、全力投球したって感じしないんだよねぇ」なんて。
塾からは、「精一杯やった」という充実感を残せるような夏に
して下さい!なんて言われていたのに、なんか違う。
結局、何かを代償にして(例えば睡眠、ゲームなど)
猛烈に我慢したっていう感覚が伴わないと、子供ってなかなか
「頑張った~~~!!」って思えないのでは?って思う。
娘の場合、夏は勉強するって決めてたし、睡眠は充分とってたし。
「別にふつう」という事になっちゃう。

天王山(っていう感覚)がない子もいるんだよね。


受験期間、最後まで気合いの入りきらない娘だったが
先日学校のテスト(中間でも期末でもない)で
突然スイッチが入ったらしく、
「死ぬほど本気で勉強した!受験の時なんて比じゃないね。
こんなにしたのは初めてだよ」と自分で自分に感動していた(^^)
必ず、そんな時も訪れる・・・って事で。


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